2月2日

 一橋大学のFDシンポジウム「レポート剽窃問題を考える」に参加。学内者がメインのシンポだったと思うが,学外者も多かったように思う。

 剽窃レポート対策は三つ。レポートの書き方を指導する。剽窃レポートを発見する(コピペルナーなどが有用)。剽窃を不正行為として対応する。三つ目は個人では限界があるが,他の二つは個人でもある程度できる。レポートの書き方には,レポート課題の出し方も含まれる。漠然とした課題はダメ。条件をいろいろ付ける。フィードバックが大事。コピペルナーで剽窃発見の省力化がなされるのはうれしいが,レポート指導はなかなか省力化できない。また,時間もかかる。個人でできることとしては,自習教材を作成し,活用させることくらいか。

 東大教養学部では,理科生向け英語のAcademic Writingの中で,また文科生には基礎演習で,剽窃問題について扱っているという。前者では「自分の言葉?他人の言葉?」「知識のうらづけ/情報のみなもと」というパンフレットが,後者では『知の技法』が教材として使われているそうだ。

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【天気】曇り時々晴れ。昨夜は久しぶりの雪。

 科学史学会役員選挙の公示がなされ,投票が開始された。前回は委員(理事相当)は立候補者が定員以内だったため,選挙は行われなかったが,今回は何とか成立した。

 今回,立候補者の言葉の字数制限がかなり緩和されたが,実際に書かれたことはこれまでと大きく変わることはなかった。所属・専門・略歴など,本人を知る上での基本情報は必ず書かれるべきだったのではないだろうか。私などは,今回の立候補者の半数以上を個人的に知っているが,ほとんど知らないという多くの会員にとっては,投票する気が起きないかも知れない。ただ,立候補者の抱負のなかにいくつか興味深い提案があった。是非実現して欲しい。

 現在の委員30名のうち,8割が再度立候補している。したがって,少なくとも2割は入れ替わることになる(ちなみに,前回は23%が入れ替わった)。私は半数くらいが入れ替わっていいと思うので,できるだけ新人に投票したいと思う。

【天気】晴れ。

 アップルがiLife ’06を発売した。それに含まれているGarageBand 3はポッドキャスティング向けの機能が充実しているという売り込みだったので、思わず買ってしまった。昨日届いたのでさっそく試す。やはり慣れないと簡単にはいかないが、慣れればけっこういけるかもしれないと思った。
 私が考えているのは授業ラジオ。これは授業そのものを送信するのではなく、それを補完する情報を流すためのもの。当面は出席票に書かれた受講生のコメントや質問を扱いたいと考えている。

 また、名古屋大学高等教育研究センターから資料が届いた。昨年10月に続いて2度目。

1.『かわらばん』冬号
 センターのニューズレター。前号からかわらばん形式になった。表面はセンター長戸田山さんの大学本質論。大学が育てる人物像を次のように言っている。「過去の知的遺産に対する畏敬の念を持ち、いまはわからなくともいつかは分かりたいというあこがれをもち、それを理解するための努力を惜しまず、その努力が同時に生きる喜びであり誇りでもある人」。同感だが、この人物像に一番良く当てはまるのは学者であって、結局大学は学者あるいは学者もどきを養成するところということになるのか。戸田山さんは比較的若い方だが、意外と古風な大学観を打ち出そうとしている。自ら「青臭い」議論と言っているが、あえてこのような主張をすることで大学本質論の議論を巻き起こそうしているのだろう。
2.特色GPシリーズ3 『ティップス先生からの7つの提案』の開発
 昨年10月にもらった3冊の提案集の背景となる研究や資料のまとめ。新学期開始までにじっくり読みたい資料だ。

 なお、上記2点を含め、同センターの出版物は次のサイトで公開されている。
  http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/publications/

追記
 久しぶりに名大高等教育研究センターのウェブサイトを見てみたが、いつの間にか一層パワーアップしていたのに驚いた。特に、学生向けスタディティップスも載っていた。これは本学でも来学期から始めようとしているフレッシュマンセミナーの内容と重なる部分がある。参考にしたい。

【天気】晴れ。雲は多い。今日は入試A日程の2日目。